破滅主義
この間めずらしく長い時間を彼と過ごした
お見舞いってわたしの好きなモノや飲み物を買ってきてくれた
話していてもまるで幼稚園児に話すよーに優しかった
カレとの事で落ち込んで寝たきりのわたしを一生懸命看病してくれる
それなのにまだわたしには罪悪感がない
どうして?
自分でもわからない
彼も結婚しているから
結局わたしは誰のいちばんにもなれない
わたしに何か食べさせる為にほんの1時間だけでも遠いのに来てくれたり
仕事中も何回も電話をくれる
わたしがまったく無言でも電話を切らずにいてくれる
この前からケンカばかりで別れ話をしていた
結局わたしが体調不良で精神状態も悪いからちゃんとしてから話し合おうねと彼は優しく笑った
またしても破滅型のわたしは別れたいと言い張った
何があっても別れない
おまえの居ない毎日なんて考えられないと彼は言った
必ず一緒に暮らせるよーにするからと
わたしがどんな暴言を吐こうと
どんな無理難題を押し付けても必ず受け止めてくれる
なのにわたしには罪悪感が生まれない
思考回路のどこかが壊れている
カレの気持ちの方が正しいのだと思う
でも初めからわかっていた事
罪悪感を背負う覚悟で始まった2人
だからわたしを置いていかないで
1人っきりで十字架は背負えない
今夜は眠れそうにない長い夜になりそう
GWもお盆休みも年末年始も2番目オンナはいつもひとりぼっち
慣れてるはずなのに
小さい時からわたしはずーっとひとりだったのだから